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-BLOG-
工芸品撮影録

2026/09/30

作家活動の集大成としての作品カタログ作成

CRAPHTOでは着物、呉服の高精細撮影の他にも様々な工芸、美術品の撮影を手掛けています。今回は彫金作品を大量に撮影、WEBカタログを作成しました。そして作家本人が作品カタログを持つ意義について説明します。

加藤忠雄氏(日本工芸会 正会員)は、代々続く刀装金具師の家に生まれ、幼い頃より金属をたたく金槌の音を耳に育ちました。独立後は彫金家として数々の賞を受賞され日本の彫金界の大御所とも言える先生です。

齢90が近づく中、昨年の秋にギャラリー玄想庵で最後の展示会が開催されました。出展作品は200を超え、各方面からお客様が来場されて大盛況に終わりました。

会期は5日間ほどでしたがCRAPHTOでは全てを撮影、売約となった物以外の作品リストを作成しました。WEBで高精細に閲覧可能なシステムとしてUPしていますのでご覧ください。

加藤忠雄 彫金作品集

作品サイズは指輪といった小さなアクセサリーから、両手で抱えてやっと持つことができる大きな置き物までさまざまです。1階のギャラリーから3階の撮影スタジオまで一つ一つ注意を払って運び、撮影、展示台に戻すという作業を繰り返し、なんとか会期中に全ての作品撮影を終えました。

数ある作品を香炉、器、箱、置物、花器、アクセサリー、その他に分類しています。

特色ある造形の作品が多い中、撮影に一番苦労したのがこの吊り香炉、撮影ではマルチショット撮影(4ショット)を行うため揺れを完全に止める必要があります。上から下まではかなり距離があり、少しの振動や空気の揺らぎでブレが伝わってしまいます。人間の動きや空調は完全に止めるのはもちろんですが、なかなかブレが止まりません。時間との戦いで何回も撮り直してやっと及第点の画像を得ることができました。

 

加藤先生は今回の展示会を持って引退されましたが、残された作品は最後は誰かの手に渡る運命にあるはずです。今後は展示会という販売機会がない中、デジタルカタログがあることで現物を手に取ることが叶わない作品を、高精細に思う存分見ていただく機会がうまれます。

CRAPHTOのWEBカタログは大切な作品を世界中に広める新たな可能性を創出し、作家本人はその集大成をデジタルで残すことができます。まとまった数量の作品をデジタルカタログで運用したい、いったんまとめて図録にしたい等のリクエストをお待ちしております。

作りためた作品が多すぎて一度写真で整理をしたい等、是非一度お問い合わせください。

 

 

 

 

 

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